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【開催レポート】良いチームをつくるために私たちができること - ON AIR #4 プロジェクトチーム

update : 2021.05.13
text : subaru nakazono

プロジェクトの成功を左右する重要な要素として、「チームワーク」が挙げられます。メンバー同士が助け合い、お互いを高め合うことで、大きな相乗効果を生み出せるのです。

「Builders Box - ON AIR #4 *」では、小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーを務められた川口 淳一郎氏と、『チーム・ジャーニー』の著者である市谷 聡啓氏に、プロジェクトを円滑に進めるためのチームづくりやマネジメントの秘訣について解説いただきました。

*… 『Builders Box - ON AIR』とは、Builders Boxが企画・運営する、世界で活躍できるエンジニアになるための知見を共有するイベントです。2021年4月22日に、その第四回をオンライン配信で開催しました。

『チーム・トランスフォーメーション 〜ゼロから立ち上げて機能するチームになるまで〜』
市谷 聡啓氏


イベント前半で登壇したのは『チーム・ジャーニー』著者の市谷 聡啓氏。プロダクト開発におけるチームの課題を解決するための知見を語りました。

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『「はやぶさ」プロジェクトに学ぶチームマネジメント』
川口 淳一郎氏


日本のみならず世界中の注目を集めた小惑星探査機「はやぶさ」。地球重力圏外にある天体の固体表面に着陸してのサンプルリターンに、世界で初めて成功したプロジェクトです。約15年にわたる「はやぶさ」プロジェクトをリードしたのが川口 淳一郎氏。

本セッションではSansan株式会社 CTOの藤倉 成太が進行を務め、川口氏に大規模プロジェクトを成功に導いたチームマネジメントの手法を伺いました。

−プロジェクトの中核を担う人間が、未来を切り拓く気持ちを持つ

「はやぶさ」プロジェクトの構想がスタートしたのは1985年です。小惑星サンプルリターンの計画に興味を持つ有志が集まったことをきっかけに、プロジェクトは産声をあげました。もともと「はやぶさ」プロジェクトは国策ではなかったため、予算がつく保証は全くなかったといいます。

プロジェクトを推進するには、内閣府の関係者を説得し、納得させ、予算を捻出する決心をしてもらう必要がありました。どうしたらNOと言われないかを考えながら、各ステークホルダーに対して粘り強く交渉を続けたといいます。「待っていればチャンスが転がってくるという甘いものではありませんでした。プロジェクトの中核を担う人間が未来を切り拓く気持ちを持たなければ、決して前に進まなかったのです」と川口氏は語りました。

藤倉は川口氏に対して「メンバーの力を発揮させる人員配置」というテーマについて質問。プロジェクトを組成するメンバーの個性は多種多様です。各メンバーの個性を尊重しつつ最大限の成果を出すには、何を大切にすべきなのでしょうか。

川口氏は「どんな組織のなかにも、『変わった人』が必ずいる」と語ります。そして、変わった人こそ実は有能でありクリエイティブなケースも多いと続けました。他の人々とは異なる発想やスキルのメンバーがいるからこそ、プロジェクトに斬新なアイデアがもたらされるのです。

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